宿屋業界では、有名な話なのだが、今、日本では新品のボイラーを手に入れることは難しい。半導体が無いために生産が滞っているのだ。だから1台のボイラーしかない宿は、壊れたら絶体絶命である。もう営業できない。私は、人一倍用心深い人間なので4台のボイラーを設置して、万が一の故障にも対応できるようにしていた。嫁さんは、そういう用心深さゆえの無駄な設備投資を嫌がっていたが、こんかいは、その用心深さにたすけられたわけだ。
今回だけで無い。3.11の震災の時も、新型コロナウイルスの時も助かっている。常に6ヶ月分の在庫を確保していたからだ。特にトイレットペーパー・アルコール消毒液・マスク・洗剤などは、1年分の在庫があったので、そのおかげで危機を回避できた。これも北軽井沢という土地のおかげである。北軽井沢は、土地が安いので、庭を広くとれる。つまり物置をいくらでも作れるので、在庫のストックを大きくとれるのだ。そういう土地に住んでいることを感謝している。
ちなみに故障したボイラーだが、修理を依頼した。
「買い換えた方が安いですよ」
と言われたが、買おうにも、モノが存在してない。生産されてない。ためしに聞いてみたら
「はやくて5月末に納品になります」
と言われてしまった。5月末だとゴールデンウィークに間に合わない。
しかし、修理なら2週間後に完了する。おまけに破損が酷いので中身をそっくりそのまま入れ替えるので新品の取り付けとかわらない修理になる。これは逆にありがたい。だから速攻で御願いした。グズグズしてたら、修理用部品さえ在庫切れになる可能性がある。全国の宿屋は、みんな同じ事を考えているだろうから一刻を争う展開になると思う。北軽井沢という僻地に住む人間は、ロジスティックを確保するのに非常に神経をつかうし、すごく用心深くなっていく。みなさんもボイラーの調子に気をつけてください。今は、故障しても代撰品は売ってないですから。
つづく。
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