2007年08月26日

カタツムリ列伝2

カタツムリ列伝2

北軽井沢ブルーベリーYGHのヘルパーには、カタツムリが多い!

しかし、
これが他のユースホステルでしたら
そのユースホステルは致命傷になっていたかもしれません。
しかし、わが宿では、
そのカタツムリを、こよなく愛する伝統があります。

それに、カタツムリといっても、
ずーっとカタツムリの人など無く
ヘルパー期間中、大化けすることがあるので、
それが、とっても楽しいんですね。

それは、ともかく、
何年か前のビック4のお話。

yyy-001.jpg

その年のヘルパーさんは、
4人とも無口でした。

どのくらい無口かと言いますと、
無声映画より、静かな状態。
ヘルパーどうしの会話がない。
御客様とコミュニケーションが無い。
時計の音が大きく聞こえる。
小さな針を落としても聞き分けられる。

これには、さすがの私も参って

「おまえら、それで楽しいのか?」
「・・・・」
「ヘルパーどうし、遊びに行ったらどうだ!」
「・・・・」
「もっと縁を大切にしろよ」
「・・・・」
「ここでの出会いを大切にしろよ」
「・・・・」
「みんなで楽しくやろうよ」
「・・・・」
「ええ〜い、じれったいなあ、
 ほれ、3000円やるから
 4人で喫茶店でも行って」
「・・・・」
「行くのか、行かねえのか?」
「・・・・」

(10秒・・・・20秒・・・・25秒、6、7、8、後手、■■君、答える)

「行きます」

そして4人とも、
どっかの店に行ったらしいのですが、
4人とも、店で沈黙しながら食事をしたらしい。


(もし、彼らに少しでも変化が起きていたら
 私は、よろこんで
 毎日3000円を渡して遊びにいかせただろう
 そのくらい沈黙がスタッフ間を
 支配していたのである)

しかし、その後の4人も、
大して会話がはずむことなく、
夏が終わりヘルパー期間が終わってしまった。

私は、そんなオトナシイ彼ら彼女らに
せめてもの土産にと親心から
色紙を用意して、
みんなで寄せ書きを書くよう命令しました。
もちろん私も何か書きました。

そして、
ふと色紙をみると、
こんなことを
書いてあるじゃ、ありませんか。

「マネージャーは、僕たちのことを
おとなしいと言いますが
それは、それでいいんだと思います」

オイ!
ここはユースホステルだぞ!

それに
そういう反論や主張を
日常会話でしてほしかった〜〜〜!
そしたら、
もっと楽しい会話が成立したのに。


↓この物語の続きを読みたい方は投票を

人気blogランキング









後日談

彼らのうちの一人が、御客さんで
北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まりに来ました。
そして、お茶会に参加したのですが、
えらいしゃべるようになっていた。
めでたし、めでたし。

みんな、頑張れよ!


↓この物語の続きを読みたい方は投票を

人気blogランキング







posted by マネージャー at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘルパー物語2006−2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック