北軽井沢ブルーベリーYGHのヘルパーには、カタツムリが多い!
しかし、
これが他のユースホステルでしたら
そのユースホステルは致命傷になっていたかもしれません。
しかし、わが宿では、
そのカタツムリを、こよなく愛する伝統があります。
それに、カタツムリといっても、
ずーっとカタツムリの人など無く
ヘルパー期間中、大化けすることがあるので、
それが、とっても楽しいんですね。
それは、ともかく、
何年か前のビック4のお話。

その年のヘルパーさんは、
4人とも無口でした。
どのくらい無口かと言いますと、
無声映画より、静かな状態。
ヘルパーどうしの会話がない。
御客様とコミュニケーションが無い。
時計の音が大きく聞こえる。
小さな針を落としても聞き分けられる。
これには、さすがの私も参って
「おまえら、それで楽しいのか?」
「・・・・」
「ヘルパーどうし、遊びに行ったらどうだ!」
「・・・・」
「もっと縁を大切にしろよ」
「・・・・」
「ここでの出会いを大切にしろよ」
「・・・・」
「みんなで楽しくやろうよ」
「・・・・」
「ええ〜い、じれったいなあ、
ほれ、3000円やるから
4人で喫茶店でも行って」
「・・・・」
「行くのか、行かねえのか?」
「・・・・」
(10秒・・・・20秒・・・・25秒、6、7、8、後手、■■君、答える)
「行きます」
そして4人とも、
どっかの店に行ったらしいのですが、
4人とも、店で沈黙しながら食事をしたらしい。
(もし、彼らに少しでも変化が起きていたら
私は、よろこんで
毎日3000円を渡して遊びにいかせただろう
そのくらい沈黙がスタッフ間を
支配していたのである)
しかし、その後の4人も、
大して会話がはずむことなく、
夏が終わりヘルパー期間が終わってしまった。
私は、そんなオトナシイ彼ら彼女らに
せめてもの土産にと親心から
色紙を用意して、
みんなで寄せ書きを書くよう命令しました。
もちろん私も何か書きました。
そして、
ふと色紙をみると、
こんなことを
書いてあるじゃ、ありませんか。
「マネージャーは、僕たちのことを
おとなしいと言いますが
それは、それでいいんだと思います」
オイ!
ここはユースホステルだぞ!
それに
そういう反論や主張を
日常会話でしてほしかった〜〜〜!
そしたら、
もっと楽しい会話が成立したのに。
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後日談
彼らのうちの一人が、御客さんで
北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まりに来ました。
そして、お茶会に参加したのですが、
えらいしゃべるようになっていた。
めでたし、めでたし。
みんな、頑張れよ!
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