くいしんぼうです。
御茶会のお菓子の半分は、
御客様でなくて、ユウキ君が食べてしまいます。
その食いしん坊ぶりは、
すさまじいものがありまして、
コージ君が、空になってしまった
アイスクリームの容器を捨てようとすると、
「バカ、なにをするんだ!」
と真っ赤になって怒り、
アイスクリームの容器にこびりついた
わずかばかりの
アイスの残骸を
ぺろぺろと嘗めるのです。
お前はアリか!
さて、そんなユウキ君が
手柄をたてたことがありました。
あれは、割烹着娘に、デザートに使う
生クリームのホイップをしてもらった時のことです。
さあ、デザートを出そうとした時、
ユウキ君が
悲鳴をあげました。
「大変だ! 生クリームに砂糖が入ってない」
「え?」
ユウキ君は、ホイップクリームの残骸の入った
ボールをペロペロなめながら、
青ざめていました。
「ユウキ君。でかした!
このままデザートを出してたら
大変なことになっていた。
大急ぎで生クリームのホイップのやりなおしだ」
と、生クリームのホイップのやりなおしを
はじめましたが、
あいかわらずユウキ君は、
砂糖の入ってない生クリームを
ペロペロと嘗めていました。
こいつの前世は、絶対にアリだな。
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後日談。
それ以降、割烹着娘は、
生クリームのホイップを行うと、
かならずユウキ君を呼び出し、
味見をさせるのであった。
割烹着娘は、
どうして自分で味見をしないのだろう?
それはともかく、
生クリームの残骸、
アイスの残骸をペロペロなめる
ユウキ君の姿は、
なにかこうワビさびを感じるのであった。
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その彼が炭酸飲料ばかり飲んで、アイスや生クリーム
をよく食べて(ペロペロして)いる・・・。
最近の茶道ではお茶でなく炭酸飲料、和菓子でなく
アイスクリームでも出るんですかね?
私は昭和と平成ほぼ同期間(若干平成の方が多い)生きてきましたが、
茶道といえばお茶と和菓子の記憶しかありませんが。
食べ物を残さず綺麗に食べるのは当然の事です。
今時の若者にしては、エライ!
ユウキくんが帰ってしまうときこれでもう味見係がいなくなるんだと思うと悲しくて×2(>_<)
彼亡き後、(おっと失礼無き後)アイスディッシャーはアンコールを待たずにシンクヘと幕を下ろす毎日でした。
台所では“ユウキくんじゃないんだから・・・・”と惜しまれ?囁かれ?つつ−
私は味の良し悪しも彼ならいいコメントくれるんじゃないかと期待して呼び出していましたがその度に彼の笑顔は固まってました(失笑)
きっと彼の心の中では注意されると思っていてつまりは私にびびっていたのでしょう(*_*)
なぜ料理のときに自分で味見をしないのですか?
ユウキ君をひびらすとはやっぱり裏バン?
それと自分だけペロペロなめてるのって気が引けて−・・・・でユウキくんに一声(一喝?・笑)かけていた訳です
裏バンのつもりはないんですけどねぇ、あれえ?