このセブンカフェは、最近できたカフェで、ライダーさん達の聖地のようなところになりつつあります。場所は浅間牧場から火山博物館に向かう途中の道路に面してあります。この道路は地元ではジェットコースター道路と言われている道路で、ライダーさん達が愛してやまない道路です。当然のことながら、セブンカフェにもライダーさん達がたくさん集まってきます。私たちがお店に着いたときも、 バイクが何十台も駐車場に並んで出発するところでした。
(広い駐車場・何十台ものバイクが駐まっていた)
話は変わりますが、新型コロナウイルスが発生して、日本中からマスクがなくなって大パニックになっている時に、地元の小学校に大量のマスクを寄付する人が現れました。それがセブンカフェのオーナーさんです。村長はじめとする村の人たちは、感謝のために取材に訪れたいと言ってきたんですが、セブンカフェのオーナーはそれを断り、名前も一切口外するなと言ったそうです。けれど、そういうわけにもいかず、セブンカフェの名前は、学校を通じて私たちに知らされました。なので、いつか取材に行って、このブログで紹介しなければいけないなぁと思いつつ、今日までなかなか機会がなかったわけです。 何しろ新型コロナによって、お店に入りにくい状態が続いていましたから。
それはともかく、天気予報が外れて嬬恋村は晴天に恵まれました。晴天だと、外で食事ができるので、これはチャンスだと思い、 セブンカフェに出かけたわけです。店の雰囲気は写真の方が分かると思いますので、写真をよく見てください。ライダーさん達や自動車マニアの人達なら、この店がどんな店かよく分かるかと思います。
面白いのメニューです。
メニューは1種類しかありません。
もつ煮込みうどんと高菜ご飯とドリンクバーで1500円。
ドリンクバーだけなら700円です。
ちょっと高いかなと最初は思ったんですが、そんなことはありませんでした。ものすごいボリュームの上に、かなり美味しいからです。群馬県では、もつ煮込みが名物なんですが、ここのもつ煮込みは、群馬県のそれとは全く違っています。九州の熊本地方のもつ煮込みと言う、とんこつラーメンのスープにもつ煮込みとうどんが入っているという感じです。高菜ご飯も、かなりてんこ盛りのご飯に、これまたてんこ盛りの高菜が乗っていました。いわゆる九州名物の高菜ご飯です。
熊本といえば阿蘇高菜が有名で、それを油で炒めたものをご飯にかけて食べるのが、熊本の高菜ご飯で、阿蘇を代表する郷土料理でもあり、この量ともつ煮込みうどんをセットにすると、現地で食べたら、こんな値段では食べられません。
真夏に、煮込みうどんなんかと思っている人もいるかと思いますが、普通の煮込みうどんではなく、豚骨スープのうどん&モツ煮バージョンなんです。みんな真夏にラーメンを食べるじゃないですか。それと一緒です。あと、バイクに乗ってる人たちは、体が芯から冷えているので、それを一瞬で温めるために、あえてこのメニューを考えたそうです。
このモツ煮込みうどんは、ボリューミーで、大食漢の多いライダーさんには嬉しい量です。モツ・うどん・エノキの他に、だし巻き卵まで入っています。いわゆる熊本料理なんでしょうね。熊本の人は、よくモツを食べますからね。
ちなみに、セブンカフェのご主人も奥さんも 熊本のご出身だそうです。その後、仕事の関係で富山に移住して何年から事業を行っていたみたいなんですが、体を壊したために、仕事を辞めて北軽井沢に移転してきたそうです。
ここまで聞いて、
「あれ?」
と思いました。
九州。そして富山。最近移住してきた人たち。この三つのキーワードが頭に入って、ふと思い当たるのは、うちの宿から3分ぐらいのところにある、九州ラーメン「たっちゃん」のことです。そこのご主人も富山からの移住組でした。で、聞いてみたら「たっちゃん」のご主人は、セブンカフェのご主人の義理の息子さんでした。これでようやく謎が解けました。
つづく。
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