ただし、これにはコツがあって、寝る前に楽しそうなEテレを見せるのが一番いい。記憶が定着しやすいからです。記憶系統の勉強は、就寝前にやるのがコツ。逆に謎解きなどじっくり思考する勉強は早朝にやると脳に良いと言われてます。なので学校でも数学を早い時間に、国語を遅い時間にしている私立学校もあると聞いてます。なので、 E テレの番組を見る場合は、寝る前がいい。昼間は登山なんかをさせ、新型コロナウイルスに対して抵抗力をつけさせる。そのうえで、そろそろ眠ろうかと言う時に、録画番組を見せて寝かせると効果があるという。
実は私は、子供の頃体が弱かったために、よく学校を休みました。自宅で寝ているとどうしても暇でしょうがないので、テレビをつけるわけですが、昼間テレビをつけたとしても、子供が見るような番組はやっていません。唯一子供向けに作られている番組が、 NHK の教育テレビです。私は小学校の1年生の時に、肺炎になって一か月近く自宅で寝込んでいたことがあったんですが、その時に好んで見た番組が、教育テレビの番組でした。1年生でしたが、3年理科とか、4年社会とか、上級生の番組をとても面白く見ていました 。
教育テレビ。いわゆる E テレですが、実は大変面白い番組がたくさんあります。小学生や中学生向きの番組でも、大人が見ても問題なく面白いものが大量にあるのです。そういう意味で、 E テレは、総合放送なんかよりも10倍面白い番組です。
ところが、 E テレの番組は 、3年か4年おきに全面的に改正されます。良い方に改正されることもありますが、改悪されることもあります。その時代その時代に売れていた歌手や役者を使うので、はずれ番組が出来上がることもあるし、頭のおかしい番組制作スタッフが担当することもあるので、とんでもない番組が出来上がることもあります。なので油断ができません。それで7年も前から、つまり息子が生まれた直後から、大量の E テレの番組を録画してきました。それが新型コロナウイルスという大事件によって、長期間学校が休校になってしまって、大変役に立つことになったのですね。
なので、新型コロナウイルスによって学校が休校になって、長期間休みになったので、今まで大量に録画してあった E テレの番組を片っ端から息子に見せました。案の定、息子はどはまりして、 E テレの虜になりました。 E テレは、E テレで、コロナ対策用にフライデーモーニングスクールと言う特別番組を放送していましたので、これも大いに利用させてもらいました。
そして社会。 E テレの社会の番組は、一番トチ狂っています。 その最たるものが、昔話裁判です。昔話裁判というのは、三匹の子豚の子豚たちが、 被告となって狼に裁判所に訴えられるという話で、非常に楽しい番組になっています。 この番組を見て、私が50年以上前に、病気で寝込みながら見ていた NHK 教育テレビの番組を思い出しました。やはり裁判の番組で、自然数という主人公と、分数という主人公が、現れて、お互いに、どちらの数が多いかと言うことを主張しあって、裁判をするという番組です。まるで宮沢賢治の『どんぐりと山猫』を思い出すようなシュールな裁判劇でした。他にも『こどものための哲学』『時々迷迷』なども秀作で、息子がドはまりしました。